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未知へのシュプール   

     - Biography of a skialpinist-

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2017-18シーズン無事終了!

富士山吉田大沢滑り納めにて今シーズンを終了致しました!
fuji2018.jpeg

fuji2018.jpg

今シーズンも無事に山岳スキーを楽しむことができ、先ずは関係諸氏に感謝致します。
シーズン前半は大雪で気を持たせましたが終ってみれば寡雪のシーズンとなり、こちらもそれに比例するかの如く、いつもより成果は少な目でした。思ったほどチャンスに恵まれなかったことや最近は滑降の質をより上げるために目指すラインのコンデションに気を使い無理な滑降を控えるきらいもありで、まあぼちぼちといったところでしょうか。それでも初滑降1本と自身の未滑降ラインを10本ほど滑れたので最低限はやれたのかなと思います。

<2017-18シーズンの主な成果>
・弓折岳/三俣蓮華岳スキーツアー(1月中/同行者:マフィア)
厳冬期の黒部源流スキー・・・ここは1999年暮れにシーハイル堀米氏とトライしてからの課題だった。その後、単独で別ルートから再トライするも果たせず。そして2014年末に堀米らシーハイルPがついに好天のチャンスを捉え成功した。今回、我々もようやくその望みの一つを叶えた。前衛・弓折岳の西面と東面の滑降、そして三俣蓮華岳の東面上部カールから弥助沢へ落とす核心部では素晴らしいパウダ―を満喫した。しかし何といってもこの時期の黒部源流の山々の神々しさに出会えたことが最大のご褒美であった。

・谷川岳マチガ沢6ノ沢(ⅠS5 50°R1 1100m)(2月中/マフィア)
マチガ沢自身最後の課題となる6ノ沢。今シーズンは計4回マチガ沢に通った。オキの耳からのダイレクトドロップを模索したが、やはり雪庇が大き過ぎる。ここは中間部から日当たりのよい南面を落とすためコンデションに気を遣うルートだ。オキの耳直下、東南稜と東尾根の狭間のパウダーが溜まったフェイスが魅力だ。核心部急斜面のオーバーヘッドパウを堪能し、日当たり斜面のスラフ処理しながら中間部は雪質の良い右の急峻なスパインをセレクト、会心のライン取りで本谷まで落とす。あとはボトムまで一気に滑り込んだ。

・仙ノ倉岳東面・毛渡沢西俣本谷(Ⅰ S4 42°880m二俣まで ☆☆)(2月下/マフィア)
このルートはスティープとは言い難いが、谷川連峰の最高峰、仙ノ倉岳山頂から東面に展開するエリア屈指の広大なオープンバーンの滑降はすこぶるダイナミックでとびきりの解放感が味わえる。万太郎山から望めるこのラインは以前から是非滑りたいと思っていたが、今回、最高のパウダーコンデションで滑ることができた。

・高妻山東面高妻沢B沢(Ⅰ S5- 47°900m ☆)(2月下/デラ)
2月ラストは高妻山東面のスパインを狙うが雪付きが甘く、5年前に滑った高妻沢B沢を再訪。この大橋エリアはパウダーキャンプで過去11年間に渡って滑り込んだ第二のホームグラウンド的存在だ。地理的にも湾岸と内陸のちょうど中間で程良いドライパウダーが楽しめる。ここには幾つもの素晴らしいルートがあるがやはりイチオシは高妻山の東面、その中でもこのうねるスティープなワイドルンゼは最右翼のラインとなろう。

・海谷山群・昼闇山北面カール(Ⅱ S4+ 45°850m)(3月上/SHO)
個性的な山が多い海谷山塊の中でもいぶし銀といえる昼闇山。その北面、昼闇谷源頭の大カールは滑り手として滑降欲をそそるに十分な存在だ。登高ルートは最短をチョイスして左岸尾根を上がるが、ここは雪崩に要注意だ。雪庇に守られた稜線から山頂直下のコンタのきついスティープラインに狙いを定めドロップ。吹き溜まった最高のパウダーに飛び込み会心のシュプールを刻んだ。

・里見岳北壁2ルンぜ(Ⅰ S5- 46°600m ☆)(3月中/yuki)
知る人ぞ知る、乗鞍・里見岳北壁(2824m)。2013年の3ルンゼ初滑降以来、次の課題として何度もトライを重ねてきたが流石3000mクラスの北面はなかなかスキーナブルなコンデションにはならず。 しかしついに今回、最高の条件を捉え会心の滑降に成功した。降雪直後の激パウ。急斜のオープンから核心部の落ち込むルンゼセクション、そして再びオープンへ。ここはコンデションを掴むのが非常に難しいですが、それが実に面白いところ。今回も南岸低気圧の恩恵に最大限与りました。日本にはまだまだ静かで良い滑降ラインがたくさんありますね!

・五竜武田菱αルンゼ~A沢(Ⅱ S5 50°720m)(3月中/yuki)
予想通りのパウダーコンデションで武田菱を再訪。A沢合流までのスティープセクションは攻めのターンでご機嫌なライディングを堪能しました。

涸沢定着(4月末/yuki, sho)
・前穂北尾根3,4のコル〜涸沢
北尾根3,4のコルから奥又白側へは何度か滑降しているが、涸沢側は今回が初めてであった。北面なので雪が緩む午後に滑るのが良い。ザラメのフラットバーンを十二分に満喫できた。
・中岳南東面~東面ルンゼ ☆☆
中岳の滑降ラインでおそらくイチオシのラインとなろう。山頂から南東面のワイドスロープをコルまで滑降し、東面のルンゼ(max45°)を落とす。どちらも広大で素晴らしい滑降が期待できる。
・北穂高岳南峰南面(Ⅰ S4+ 47°800m ☆)
北穂沢最上部から南稜にトラバースすると夏季の天場に出る。ここから南面の涸沢側へのルンゼ状急斜面を落とす開放感溢れる滑降ラインがこれだ。今年は雪付きがやや甘く、最大斜度47°のなかなかのスティープなハードバーンになっていた。雪面か緩むまで待ち、ドロップ。上部は緊張感のある滑降を、中間部からは快適なザラメ滑降を堪能することができた。松濤岩のコルから北穂沢の滑降は登山者が多い時は勧められないが、ここは涸沢まで大斜面に自在なシュプールを刻むことができる。

以上、今期滑降した代表的ラインを簡単に紹介しました。スティープとしては初滑降1本、自身の新たなライン7本、リピート7本となんとか最低限の仕事はできたと思います。こだわりの中部山岳スティープスキーディセントもゴールまであと数ラインを残すのみとなりました。来シーズンもまた頑張りますのでご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します!

<主な使用ギア>
板:ディナフィットチュガッチ(181cm)、ディナフィットビースト98(176cm)、サロモンQST99(173cm)、アトミックバンテージ90CTI(176cm)
ビンディング:ディナフィット・TLTシリーズ各種(newTLTスピード12、スーパーライト12等)
ブーツ:ディナフィットTLT6パフォーマンス(カスタマイズ@高田馬場ヴェイルスポーツ)
シール:ポモカ・ガイド
ストック:BDウイぺット、カーボン
アイゼン:ペツルイルビスハイブリッド、サルケン
アックス:ペツルガリー、カンプナノテク、ペツルサミテック(バイル)
ウェア:パタゴニア(ソフトシェル、ハードシェル、ナノパフ等)
パック:ミレー・マトリックス30、マトリクス25、トリロジー

<フォトグラファー>
松岡祥子 http://shophoto.exblog.jp/
須藤正雄 http://mafias.exblog.jp/












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  1. 2018/05/28(月) 13:57:13|
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