未知へのシュプール   

     - Biography of a skialpinist-

2014 May 北穂高岳・滝谷C沢左俣

滝谷は2002年にA沢、D沢、2005年にB沢(初)の滑降を行い、最後に残ったC沢はその後幾度となくトライしたが果たせず。先週のGW後半も無念の涙を飲んだ。そして今回、シーズンラストチャンスに賭けて再度挑戦。ようやく堅い門は開かれました。

直前の降雪がGWのカオスをすべてクリアにしてくれました。C沢でなんと上から下までの面ツルバーン。ややハードバーンではありましたが素晴らしい条件の中、滝谷を満喫できました!


滝谷1
滝谷第二尾根最上部からドームに向かってC沢にドロップイン!




滝谷3
第一核心部周辺は斜度50~45°のシビアなハードバーンが続く。




滝谷4
右俣合流ポイントから先の傾斜はやや落ちるが、井戸の底に吸い込まれるような感覚は続く。




滝谷2
雪は緩んできたがまだ気は抜けない。




滝谷5
さらに滑降するとようやく合流点がみえてくる。このあたりはリラックスして滝谷滑降を満喫する。


滝谷8
登り返しのE沢からのC沢左俣遠望。

C沢左俣の初滑降は1967年、あのデナリ初滑降のレジェンド・植木毅さん。その後数パーティーが滑降に成功していますが、なかなか一筋縄ではいかないハードなスティープクラシックルートのひとつ。「鳥もかよわぬ」と云われた滝谷の醸し出す独特の雰囲気によるプレッシャーが今回もありました。

C沢は滑降コンデションを掴むのが難しく時間がかかりましたが、ようやく成就できて感無量です。今回は特に好条件で滑降できて大変充実しました! メンバー全員に感謝!!

これでA、B、C、D沢の滝谷完全制覇を達成。今まで楽しませてもらって有り難う。
滝谷は実に素晴らしいスティープ滑降エリアです!!!

PS
植木さんの処女作「氷雪のシュプール」を久しぶりに読み返しました。67年の滝谷初滑降の記録、今読んでも興奮します。
5月29日にC沢左俣にドロップし、合流点からさらに下部の滑滝を滑降、雄滝は懸垂でクリア、そして蒲田川出合いまで滑り込み完全滑降を成し遂げたのでした。見事です。そしてその滑降のサポートはこれまた尊敬する二刀流の元祖レジェンド、次田経雄さん。当時のお話しをこの間聞かせて頂きました!







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  1. 2014/05/12(月) 11:08:58|
  2. ・Ski mountaineering
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

いやー、素晴らしいです。スゴいロケーションですね。 こんなに良いコンディションはなかなかないのではないでしょうか。 自分もいつかトライしてみたいと思いました。
  1. 2014/05/14(水) 18:23:42 |
  2. URL |
  3. まっきー #vQU5PwVA
  4. [ 編集 ]

マッキーサンクス!

いやー結構痺れましたぁー。
でも横滑り無しですべてターンで滑降できました。核心部はワンターンずつ正確にターンを繰り出し、そしてダイナミックな連続ターン。ハードバーンでしたが、エッジの感触はよかったです。気の抜けない滑降で疲れましたが充実しました。滝谷はまずはDルンゼがお勧めです。
  1. 2014/05/14(水) 23:17:11 |
  2. URL |
  3. skia #LkZag.iM
  4. [ 編集 ]

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